一般社団法人 日本溶融亜鉛鍍金協会
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溶融亜鉛めっきの規格


1. 溶融亜鉛めっき JIS H 8641
   溶融亜鉛めっきのJIS H8641については、平成19年1月20日に改正されました。
平成23年10月20日、その内容が改めて日本工業標準調査会において審議され、現行のまま存続させてて良いことが「確認」されています。


「溶融亜鉛めっきのJIS規格改正について」
~~平成19年度1月20日改正点の解説~~



JIS規格(H8641)抜粋


2. 亜鉛アルミニウム合金めっき(JIS H 8643)

   協会では、平成15年6月に協会規格として「溶融亜鉛-5%アルミニウム合金めっき」を作成しましたが、溶融亜鉛アルミニウム合金めっきの技術をより広く普及し、かつ、適切に理解されることを目的に、平成30年度にJIS原案を作成しました。
  このJIS原案は、令和元年11月20日に「溶融亜鉛アルミニウム合金めっき JIS H 8643 : 2019」として公示されましたので、協会規格は令和2年11月27日をもって廃止しました。
  つきましては、今後の溶融亜鉛アルミニウム合金めっき製品に対します適用規格はJIS H 8643への変更をお願いします。ただし、協会規格廃止前に需要家様から承認を得た特記仕様書、図面などによるご発注に関しましては、従来どおり協会規格によることもできるとし、その決定に関しまして受渡当事者間で協議してください。
  協会規格とJIS H 8643で規定するめっきの種類、品質を比較すれば次のとおりですが、JISの規定内容につきましては、JIS規格本体をご確認ください。

(1)めっきの種類
   協会規格では、付着量によって2種類に区分していましたが、JISでは、平均膜厚で規定する1種及び付着量で規定する2種に区分し、1種及び2種のそれぞれを3種類に分類しています。1種は膜厚の測定ができるものに適用し、2種は膜厚の測定ができないものに適用します。

(2)めっきの品質
  協会規格では、外観、付着量及び密着性で規定し、密着性は目視又はハンマ試験によってめっき皮膜と素材表面との密着性を確認していましたが、JISでは、外観、膜厚及び付着量で規定し、外観の品質に不めっき及び剝離の補修方法などの仕上げの要求事項及び密着性を包含させ、外観は目視によって試験することとしました。また、めっきの種類ごとに膜厚(平均膜厚、最小膜厚)及び付着量をそれぞれ規定しました。


3. 土木学会「亜鉛めっき鉄筋を用いるコンクリート構造物の設計・施工指針(案)」の改訂の経緯と概要

 亜鉛めっき鉄筋は、コンクリート構造物中の鉄筋腐食対策の一つとして、1970年代からその実用化が推進され、1979年に建築学会で、1980年に土木学会で、それぞれこの鉄筋を用いた鉄筋コンクリートの設計施工指針(案)が制定されました。
 その後35年が経過し、国内での亜鉛めっき鉄筋の施工実績は少ないものの、海外では多くの実績があり、また、我が国におけるコンクリート構造物の設計体系が性能照査型に移行したことから、土木学会では指針の改訂を目指し、平成28年度から30年度の3か年にわたり検討を行い、その結果を平成31年3月に刊行しました。この指針の発行によって亜鉛めっき鉄筋の普及促進が期待されます。

〇 公益社団法人 土木学会 コンクリート委員会 亜鉛めっき鉄筋指針改定委員会編
コンクリートライブラリー154
亜鉛めっき鉄筋を用いるコンクリート構造物の設計・施工指針(案)
公益社団法人 土木学会発行
丸善出版(株) 2019年3月31日
定価:5,000円+税

 入手は、以下の土木学会のリンクを参照するか、弊協会にお問い合わせください。
http://www.jsce.or.jp/publication/detail/detail.asp?id=3147

 本指針には次の内容が織り込まれています。
1. 亜鉛めっき鉄筋の適用範囲
2. 亜鉛めっき鉄筋に求められる品質
3. 耐久性照査の方法
4. 亜鉛めっき鉄筋を使用するコンクリート構造物の構造細目
5. 亜鉛めっき鉄筋の施工および管理
また、今回の検討の中で得られた亜鉛めっき鉄筋の特性などに関する新しい知見は資料編としてまとめられています。

 詳細については随時FAQに掲載する予定です。